同じような状況で緊急小口資金の特例貸付に申請して貸付を受けられる人と審査落ちになってしまう人がいます。

今回は緊急小口資金【特例貸付】を審査落ちした場合と再申請する際の注意点についてまとめました。




緊急小口資金の審査落ちの理由は教えてくれない

緊急小口資金の審査で不承認になった場合、審査落ちの理由を教えてくれません。

ただし、緊急小口資金の特例貸付の対象をしっかりと確認すると審査落ちの理由がある程度わかってきます。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、休業等による収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯
※新型コロナウイルス感染症の影響で収入の減少があれば、休業状態になくても、対象となります。
(引用:厚生労働省HP)

どんなに生活が困窮していても、申請の理由にこの2つのワードが入ってなければ審査落ちになる可能性があります。

「新型コロナの影響による減収」「緊急で生活費が必要」




緊急小口資金の審査におけるNGワード

先ほどとは逆に緊急小口資金の申請理由にあるとNGワードがあるので、気を付けましょう。

「借金返済のため必要」「学費の支払いのために必要」「事業で使う」

緊急小口資金、総合支援資金はあくまで生活費として貸し付ける制度なので、これらのワードを書いてしまうと一発でアウトになってしまうので、気をつけましょう。

本来、借りれる条件を満たしているのに審査に通らないのは本当にもったいないです。




緊急小口資金を再申請するときのポイント

先ほど説明した点を踏まえて再申請する際のポイントを紹介します。

一度審査落ちした申請書と同じ書き方では、再申請しても落ちてしまう可能性があります。再申請での申請書を書くときのポイントとしては以下の2つをしっかり押さえておきましょう。

①新型コロナの影響で減収しており、生活費として貸付を受けたいとしっかり書く
⇒貸付金を借金の返済や学費、事業等に充てるような書き方はしない。
②求職や転職活動など、現状をの改善に向けて動いていることをアピールする
⇒貸付金である以上、返済の見込み、意思がないと審査は通らない。

まじめな人ほど、借金の返済や学費の支払いと正直に書いてしまう傾向にあるようです。

参考動画

緊急小口資金の申請書の書き方について参考になる動画を見つけたので紹介します!

どうしても審査に通らない場合

先ほどお伝えしたポイントを押さえて再申請しても落ちてしまう場合は、審査に通る可能性は低いと思います。以前は緊急小口資金に申請してから総合支援資金という流れでしたが、今は同時に申請できるので、緊急小口資金がダメでも総合支援資金で通る可能性はあるかもしれません。

ただし、審査で見られているところを同じなので難しいことには変わりありません。

そこで、最後の砦ではありませんが、緊急小口資金や総合支援資金の貸付で不承認になった方を対象とした自立支援金があります。条件はありますが、申請受付が11月末となっているため早めに確認しておきましょう。

内容を詳しく見る
↓ ↓ ↓
⇒新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金

まとめ

緊急小口資金の再申請はなぜ審査落ちしたのか、不承認になった申請書の内容を今一度確認して、審査でNGになってしまうワードは使わないように気を付けてくださいね。

新型コロナで収入が減り、借金の返済も、学費の支払いも難しいという状況でも申請理由として生活費のためお金が必要であると書くようにしましょう。




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