安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の「霊感商法」の実態が注目されています。
最近は統一教会の霊感商法により壺や印鑑を購入してしまい、金銭的なトラブルを抱えているという相談が急増しているようです。
この記事では統一教会の霊感商法で使用された壺や印鑑などの情報や霊感商法の被害にあった方向けの相談窓口の情報などもまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。
統一教会の霊感商法
霊感商法の一般的な手口は、街頭や戸別訪問などで「手相を見てあげます」「姓名判断をしましょう」などと言って接近し、象牙の印鑑などを売ることです。ただし、印鑑を売ってそれで終わりではなく。
印鑑を購入した人を、「占いの偉い先生が特別に見てくれる」などと誘い、「霊場」と呼ばれるマンションの一室や、展示会に連れ出す。そこで「悪霊がついている」などと不安をあおり、法外な値段で壺などを売り込むというものです。
統一教会の場合は「日本が戦前に韓国に攻め入った罪を清算しなければならない」という教義の下に日本人だけに行われたもので、本部のある韓国では霊感商法は行われていないそうです。
当初は開運商法と呼ばれていましたが、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」で「霊感商法」と報じられるようになってから、それが一般的になりました。
統一教会の印鑑販売会社のマニュアルがヤバい!?
統一教会の霊感商法で裁判で認定された事件が高額印鑑の販売です。
統一協会系の印鑑販売会社「新世」では高額で印鑑を売るためのトークマニュアルを用意していて、その内容は客の不幸や心配事を「先祖の因縁」だと脅した上で、「『どうしたらいいの』という気持ちにさせる」とさせ、最終的に「印鑑を買い換えることで、運勢を良くすることができます」(確定判決)などと迫り、3本セットの印鑑を40万円や120万円などの高額で売りつけていました。
また「このままでは家族が不幸になる」「印鑑を買わないと命がなくなる」など不安を煽っていました。印鑑を売って終わりではなく、そこから信者にしていき全財産を統一教会に献金させる仕組みを作っていました。
こちらの記事に詳細が書かれているので興味がある方はチェックしてみください。
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統一教会が霊感商法で売っていた印鑑
ちなみに統一教会の霊感商法で売買されていた印鑑はこちらです。
どこから見てもただの印鑑です。1本あたり40万円程度で販売していたので3本セットで120万。
冷静に考えれば、必要もない高額な印鑑を買うことはありえないと思いますが、100万円以上の印鑑を購入させる統一教会の霊感商法がいかに恐ろしいかがわかります。
統一教会の壺の値段は!?ヤフオクで販売されている
過去に売買されていた統一教会の壺はヤフオクやメルカリで出品されています。
値段は千円代~3万円代で、いくつかは既に売り切れになっています。誰がどいう目的で購入したか謎ですが売り切れのもので、メルカリは最高値が15000円でヤフオクの出品価格が25000円~50000円なのでさらに高額で転売する目的で購入した可能性もあります。さすがに売れてないようですが。。。
気になる方はヤフオクのページをのぞいてみてください。
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⇒ヤフオクの販売ページはこちら
霊感商法の相談窓口
今、霊感商法の被害にあっているあるいは過去に被害を受けた方のために相談窓口を紹介します。ご自身だけでなく、家族が信者で霊感商法の被害にあっている場合もこちらにご相談した方がよいでしょう。
一人で悩まず、まずは相談されることをおススメします。
⇒https://www.stopreikan.com/
・法テラス 霊感商法等対応ダイヤル
電話:0120-005931
・警視庁 生活安全総務課 個別防犯係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
・消費者ホットライン(全国統一番号)
局番なし188
まとめ
今回は統一教会の霊感商法で使用された壺や印鑑などについて紹介しました。霊感商法については国も検討会を設置するなど対策の強化に乗り出しています。
霊感商法の被害を受けてしまった場合や法外な商品を購入を迫られている場合は警察や消費者センターに相談するようにしましょう。
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