『万引き家族』の公開がスタートして、是枝裕和監督の情報を求めて検索している人が多いみたいですね。是枝裕和監督で検索していると「韓国」「反日」という単語が出てきました。

韓国については、以前から韓国で人気があり、韓国映画界とのつながりが強いという理由のようですが、どいう意味で「反日」なのでしょうか?

今回は是枝裕和監督の「反日」の真相について調べてみました。

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是枝裕和監督の反日の噂の真相は?

是枝裕和監督は映画監督になる前には制作会社でTV番組のADをしながら、ドキュメンタリー番組「日本人になりたかった」の演出を手がけていました。

この番組の内容が在日韓国人の苦悩を描いたものだったため、是枝監督が「反日」であるという印象を持たれてしまった理由の一つのようです

他にも過去の映画で韓国女優ペ・ドゥナさんを主演に選んだことも理由の一つと言われています。

ただし、最大の理由はこの発言だと思われます。

「共同体文化が崩壊して家族が崩壊している。多様性を受け入れるほど成熟しておらず、ますます地域主義に傾倒していって、残ったのは国粋主義だけだった。日本が歴史を認めない根っこがここにある。アジア近隣諸国に申し訳ない気持ちだ。日本もドイツのように謝らなければならない。だが、同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている」

たしかに、ネトウヨと呼ばれる人たちからすれば、反日の烙印をおされてしまう発言かもしれません。

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是枝裕和監督が反日の噂の真相は「海街diary」?

是枝監督が「反日」というレッテルを貼られて理由のひとつとして、「海街diary」にありました。
綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんという、何とも豪華な女優陣が「4姉妹」が話題になった作品です。

「海街diary」での食事シーンで長澤さんが「立膝」をしているのですが、これが朝鮮の茶道の際の作法だと噂になり反日のレッテルを張られているようです。

↓そのシーンが見られる動画です、1:18~からご覧ください。

これで反日のレッテルを張るは少し無理があるように感じます。是枝監督は単にお行儀が悪い部分も撮りたかっただけでしょう。普通は映画を見ていても、そういう細かいこともまで気づかないと思うので、気づいた方はかなり是枝監督の映画好きなのでしょう(笑)




反日と書くことでアクセスが集まる?

ネット上には「反日」という言葉に敏感な人が多いので、是枝裕和監督など有名で政権に批判的な発言をした人物は「反日」として紹介されることが多いです。

「反日」と書いた方がアクセスが集まりやすく、その情報が拡散されていくのでやがて事実のようにされていきます。

実際に是枝監督の映画を見たことない人物や監督についてよく知らない人物が「反日」と批判しているケースもあるようです。

こういった情報があるせいで、見ない人が増えるのは非常にもったいないことだと思います。まだ『万引き家族』を見てない方は、この機会に見ることをオススメします。

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安倍首相がカンヌ受賞を祝福しない理由

これまで、日本人が世界的な賞を受賞するたびに、本人に電話を入れて祝福などしてきた安倍首相が是枝裕和監督を祝福しない理由は、受賞した『万引き家族』をはじめ、監督のこれまでの作品が現在の政権を批判するような内容だからではないかと言われています。

カンヌ国際映画際といえば世界三大映画祭の一つです。その映画祭で最高賞を受賞したのだから、これまでの安倍首相の対応を見る限りでは、何等かのコメントを出しそうですが。。。

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安倍首相がこれまでに祝福してきた人物

いずれも、世界的に大きな受賞されてきた人物ばかりです。

・大隅良典(2016年ノーベル医学生理学賞)

・カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞)*日本国籍ではない。

・羽生結弦(平昌冬季五輪・フィギアスケート金メダル)

是枝裕和監督に断られた?

映画の内容が安倍政権に対して批判的な内容ということもあるかもしれませんが、是枝監督側から断られた可能性もありそうです。先日は文部科学大臣から申し出がありましたが、権力とは距離を置きたいという理由で断ったそうです。同様に自治体からの申し出も辞退しています。

安倍首相が直接電話するにしても、いきなり電話をかけることはないので、事前に辞退の申し出があったのかもしれません。

是枝裕和監督の祝意辞退に対する批判

是枝監督は文部科学大臣から祝意を「公権力とは距離を保ちたい」として辞退していますが、これに対して批判の声が上がっています。是枝監督は『万引き家族』の制作にあたって文化庁の助成金をもらっていて、国から助成金をもらっておきながら、公権力とは距離を保つというのは矛盾しいている批判です。

たしかに、この批判もわかる気がしますが、是枝監督がもらっている助成金はもらった額を上限として収益を納付する義務があり、実質的にはもらったお金は返すことになる可能性があります。


出典:「文化芸術振興費補助金 平成30年度助成対象活動募集案内」(文化庁)

また、はじめに提出している計画に沿った通りにお金を使わなければ経費として認められないだけでなく、報告や国の会計検査を受ける義務が出てきます。映画作るだけでも大変なのに、これってめちゃくちゃ大変です。国から優遇されているわけではないんですね。『万引き家族』の成功を考えると助成金の受給は是枝監督にはあまりメリットがないといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は是枝裕和監督の「反日」の真相について調べてみました。

反日については、いろんな意見がでていますが、自国の政治批判や社会問題をテーマにする監督は世界的にもめずらしくありません。

映画をはじめ、芸術は昔から政治が抱える問題などを表現するものとして存在してきました。
政治活動を行っているわけでもありませんし、これだけで是枝裕和監督が反日だと決めつけるはムリがあるでしょう。

過去の発言をネトウヨに目をつけられただけのようですね。また気になる情報が入り次第紹介します!

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